2019年8月4日日曜日

トレーダーの心構え(1)

こんにちは。今日もよく晴れて暑いですね。

かっぱは12年間ぼーっと相場の中にいた

のですが、最近になって思うことがあるので

今日はそれを書いてみます。


「トレーダーは真の研究職」

相場参加者の7割が負け組、2割がトントン

で残りの1割が勝ち組といわれています。

自分も大多数の7割に入っていた時期が

長いですから多くの人の気持ちは何となく

わかります。初心者の人には「とにかく

生き延びれ!」とエールを贈りたいです。

相場には「絶対や100%、完璧」などは

ないのです。逆にそれを求めてもいけない

のです。よく、本や雑誌、インターネットで

初心者でも勝てる必勝法などが溢れて

いて、「誰でも簡単に億万長者!」と本や

商材を買わせようと必死です。超がつく

初心者であれば、美味しいもの食べて

旅行に行って、車や家を買って…と

ニンマリしながら妄想を膨らましている

ことでしょう。でも、実際に何も勉強せず

に相場に入ると、自分の思惑とは裏腹

に逆方向に動き続けて、評価損失が

膨れ上がり、最終的にはロスカット通知

となってしまいます。リーマン・ショック

での自分がそうでした。

でも、不思議なものでロスカット通知が

届いて「やっと開放された」気持ちに

なりました。損失が確定したのに穏やか

になった感情って、自分でもおかしいと

思いました。その時は理由など全く思い

つかなかったのですが、振り返って考え

ると、「相場は初めてで自分に自信はない

けれど、この方法を使えば儲かるって

言ってたし、ホームページにも紹介される

くらいだから大丈夫でしょ」って気持ちで

チャートも全く読めず手法ありきで玉砕

したんだなって、冷静になった今ならよく

わかります。

ここまで読んで嫌な気持ちになった人が

いたらごめんなさいね。だけど、みんなが

通る道なんだと思います。

サルでもわかる必勝法が存在したら、

世の中全員が億万長者じゃないですか?

いや全員が同じ手法を使うと、そもそも

売買が成立しなくなるから誰も相場で

勝つことなんてできませんよね。

相場の世界は「ゼロサムゲーム」です。

参加者の誰かが負けるから、勝つ人が

出てくるのです。相場の世界で自分が

勝つためには、参加者の誰かを蹴落とす

必要があるのです。そう考えると相場の

世界は食うか食われるかのサバイバル

であると言えるでしょう。


ある朝、あなたは見たことのない無人島

で目を覚ましました。夜になるまでの

10時間くらいであなたは何をしますか?

また、行動をした理由は何ですか?

先を読む前にじっくり考えてみてください。

自分で考えること、そして行動に移すこと

これができなければトレーダーとして

相場とうまく付き合うことができないと

思います。

私ならどこか高台がないかを探して

そこから無人島を一望します。だいたいの

地形を頭に叩き込み、動ける範囲で行って

みます。簡単に言うと「地図をつくる」です。

理由は、あてもなく彷徨うと無駄に体力を

使うから。答えは何でもいいと思います。

自分なりの考えと行動が伴っていれば

前に進むことができますから。

この話をトレードに戻すと、「何があるか

わからない無人島(=相場)で、

地図(=チャート)がないと体力

(=資金)を失う」ということです。

今まで一生懸命にあなたが額に汗して

働いて得たお金です。増やすも減らすも

あなた次第です!

でも、せっかくならチャートが読める

ようになってから、相場に向かいませんか?

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